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コラム

育毛剤に入っている有効成分ってどんな効果がある成分?

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育毛剤の広告やHPを見ていると、これはすごい成分だぞ!なんて成分名がツラツラと書かれていますが、書かれている成分って果たしてどんな効果があるんでしょう?


なんだか小難しい成分名ばかりで、字面を見ているだけでもピンと来ないですよね。


今回は育毛剤に含まれる成分にどんな効果があるのか、調べました。


ぜひ、あなたのお手持ちの育毛剤と見比べてみてください。





育毛剤の有効成分

育毛剤のHPや商品の裏面を見ていると有効成分成分、もしくはその他の成分という風に表記されています。


同じ成分って言葉だけど、どんな違いがあるんでしょう?


実は調べてみると有効成分とその他の成分とは大きな違いがあるんです。


以下は花王株式会社のHPに掲載されている有効成分について説明した文章の引用です。

「医薬部外品」では、その製品の医薬部外品としての効果・効能に対して、医薬品医療機器等法に基づき承認を受けた有効な成分を「有効成分」としており、成分表示でも、「有効成分」は、「その他の成分」と区別して表示されます。
花王株式会社

また、wikipediaではこんな風に説明されています。

医薬品では製剤に含まれる物質は普通、有効成分と賦形剤に分けられる。有効成分は1種類とは限らず、複数が混合されることもある。賦形剤は剤形(錠剤、軟膏剤、懸濁剤等)を決める物質であり、薬効のない成分であるが、有効成分の吸収などを調節する効果を持つ場合もある。
wikipedia

まとめるとこうなります。


  • 医薬品医療機器等法に基づき効果効能について承認を受けた有効な成分を有効成分

  • 薬効のないもので、有効成分の吸収を調節するものなどがその他の成分(ヘアトニックの場合エタノールなど)

本記事では、いくつもある成分のうち、効果効能の承認を得られた有効成分についてまとめていきます。


なお、これから書き記していく有効成分は実際に販売されている育毛剤で、ネットのCMやテレビCM、amazonの育毛剤ランキングなどで見かける育毛剤に配合されています。


育毛剤ではやたらと成分を多く書き連ねていますが、実は効果効能について承認を受けた有効成分はさほど多くないです。


成分何十種類配合!なんて謳っていても、入っている有効成分の数は実は少ないなんてことはよくありますのでご注意を。




センブリエキス

リンドウ科センブリ属の草から抽出したエキスをセンブリエキスと呼びます。


血行を改善する効果があり、細胞の働きを活発化させる細胞賦活作用(さいぼうふかつさよう)や、毛細血管の血行促進の作用があるとされる。


センブリエキスの効果


  • 細胞賦活作用

  • 血行促進作用



これらの作用から発毛促進効果があることが確認されています。


しかし、過去にセンブリエキスでの育毛に関する試験においては、センブリエキス22%の塗布を4ヶ月行ったというものがありますが、目立った成果は見られなかったことから、どの程度の濃度のセンブリエキスで発毛促進効果があるのかはわかりませんでした。


市販の育毛剤では配合量を記載していないので、有効成分としてセンブリエキスが入っていたとしてもどの程度配合されているかは不明です。




塩酸ジフェンヒドラミン

くしゃみや鼻水、かゆみの原因となるヒスタミンの働きを抑える抗ヒスタミン作用があるのが塩酸ジフェンヒドラミンです。


育毛剤においては髪そのものではなく、頭皮のかゆみや炎症を抑えるために、また血行促進のために配合されています。


塩酸ジフェンヒドラミンの効果


  • かゆみや炎症を抑える

  • 血行促進



育毛剤では塩酸ジフェンヒドラミン単体での使用というよりは、他の有効成分と合わせて配合されています。




クジン抽出液

マメ科植物クララの根っこから抽出したものがクジン抽出液です。


皮膚に使用するものでは抗菌作用や抗炎症作用がありますが、育毛剤の場合はまた違った作用があります。


育毛剤の場合、クジン抽出液は男性ホルモンをAGAの原因となるDHTに変換させる5α-リダクターゼの働きを抑制する作用があります。


また、フケ菌の生育を阻害することによる毛髪保護作用があり、頭皮環境を整える役割もあります。

クジン抽出液の効果


  • 5α-リダクターゼの働きの抑制作用

  • フケ菌生育阻害による頭髪や毛髪の保護作用


クジン抽出液の濃度が0.0001%で5α-リダクターゼの抑制率が約45%、濃度0.001%で抑制率が約71%、濃度0.01%以上で抑制率100%という研究結果が出ているようですが、世に出回っている育毛剤にどの程度配合されているかは謎です。


このクジン抽出液が多く入っていれば、簡単にAGAの進行を抑制できそうなもんですが、それでもAGAの人が減らないことを考えると、育毛剤にそんなに配合されていないのかも知れませんね。



トコフェロール酢酸エステル

トコフェロール酢酸エステルはビタミンEの誘導剤で、合成ビタミンEと呼ばれるものです。


抗酸化作用があることから頭皮の老化を防ぐ目的で育毛剤に入っている。


また、抗炎症作用もあることから頭皮のかゆみや炎症を抑える働きがある。

クジン抽出液の効果


  • 抗酸化作用で頭皮の老化防止

  • 抗炎症作用で頭皮の炎症を抑制






グリチルリチン酸ジカリウム

甘草の根茎から抽出した成分がグリチルリチン酸ジカリウムです。


グリチルリチン酸ジカリウムは抗炎症作用、抗アレルギー作用などがありますが、育毛剤としてはかゆみを抑えたりフケを抑えたりと抗炎症作用目的で入っています。


グリチルリチン酸ジカリウムの効果


  • 抗炎症作用で頭皮環境を整える




ニコチン酸アミド

ニコチン酸を補うためのアミド(有機化合物)がニコチン酸アミドであり、ビタミンB群の一種です。


他の有効成分同様、血行促進の作用があります。


グリチルリチン酸ジカリウムの効果


  • 血行促進作用



例えば、CMでおなじみのサクセスではニコチン酸アミドの作用を血行促進し、血液中の栄養が毛根に送り込まれ、抜け毛を防ぐとしています。




t-フラバノン

花王が独自に開発した有効成分がt-フラバノン(トランス-3,4’-ジメチル-3-ヒドロキシフラバノン)です。


毛母細胞を増殖促進する高い作用を持っているとされており、花王製品のヴァイタルチャージやサクセスに入っている。


t-フラバノンの効果


  • ヘアサイクルの成長期を保つ
  • 毛母細胞増殖促進効果
  • 抜け毛を防ぐ



AGAの人はヘアサイクルが乱れて、成長期が短くなりすぐに退行期に移行してしまいますが、その成長期を保つ効果があるのはいいですね。


あくまでも育毛剤の成分なので発毛剤ほどの効果は見込めませんでしょうが、AGAが始まる前の予防として初めて見るというのにはいいかも知れませんんね。



ピロクトンオラミン

殺菌薬として用いられる有機化合物がピロクトンオラミンです。


シャンプーや育毛剤ではフケの防止を目的として配合されている。

t-ピロクトンオロラミンの効果


  • フケやかゆみを防ぐ



ピロクトンオラミン単体での育毛剤というよりは、他の有効成分と合わせて配合されているようです。



タマサキツヅラフジ アルカロイド

ツヅラフジ科の植物の根から抽出した成分がタマサキツヅラフジ アルカロイドです。

血管拡張作用があり、その結果皮膚の新陳代謝を促進させ発毛・育毛効果につながると言われているようですが、円形脱毛症や粃糠性脱毛症の症状に用いられる成分なので、AGAとは関連性が低いですね。

タマサキツヅラフジ アルカロイドの効果


  • 血管拡張作用による新陳代謝の促進


あくまでも円形脱毛症に対してですので、AGAの治療を考えている方はこの成分は関係なさそうですね。


酢酸-DL-a-トコフェロール

酢酸-DL-a-トコフェロールはビタミンE誘導体の一種です。


この成分は髪に直接作用するわけではなく、肌荒れを防止したり皮膚の酸化を防いだりと、肌の美観を保つ成分です。


酢酸-DL-a-トコフェロールの効果


  • 血行促進による肌荒れの防止
  • 抗酸化作用による肌の酸化防止



化粧品から食品の酸化防止剤など、様々な用途で使用されている成分です。




グリチルリチン酸2K

甘草の根茎から抽出したグリチルリチン酸の誘導体がグリチルリチン酸2Kです。

抗炎症作用や抗アレルギー作用、解毒作用があります。

グリチルリチン酸2Kの効果


  • 抗アレルギー、抗炎症作用によるフケやニキビを抑える



こちらの成分も肌の状態を整えるための成分です。

こうやって見ていくと、育毛剤の成分で髪に働きかける成分というのは案外少ないということがわかってきますよね。



ニンジンエキス

サプリメントや健康食品、漢方など幅広く使われているニンジンエキス

生薬オタネニンジン(朝鮮人参)から抽出される成分として、割と知られた存在ですよね。

なんとなく元気になりそうなイメージを持つ方も多いのではないでしょうか。

ニンジンエ効果の効果


  • 血行促進による脱毛やフケの予防


ニンジンエキスと聞くとなにやら凄そう!となりますが、主な作用は血行促進です。



パントテニルエチルエーテル

水溶性ビタミンのパンテノールの一種で、プロビタミンB5がパントテニルエチルエーテルです。


育毛剤にも使用されていますが、ムヒから出ているヒビケアにも使用されている成分です。


パントテニルエチルエーテルの効果


  • 抗炎症作用


また肌の保湿や肌の修復力を高める効果もあるとか。

育毛剤では頭皮の乾燥を防いだり炎症を抑えたりと、頭皮環境を整えてくれる成分ですね。



有効成分ではない成分

有効成分をあげてきましたが、有名だけど有効成分じゃないものもあります。

ネットの広告や育毛剤のレビューなどでよく見る育毛剤に含まれる以下のような成分は、成分名は有名ですけど実は有効成分ではないんです。

有効成分でない有名な成分


  • アルガス-3
  • ピディオキシジル
  • キャピキシジル
  • リデンシル


ミノキシジルの数倍すごいとか、今までの成分よりも全然いいぞ!みたいな触れ込みですが、効果のほどはどうでしょう。

有効成分でないから全く効かないということではないでしょうが、今のところこれらは有効成分ではないです。

各会社さんが独自で開発した成分になります。



結局AGAの治療は治療薬を

世に育毛剤は多くあれど、所詮は育毛剤です。


発毛促進剤て何?発毛剤や育毛剤とどう違う?AGAに効くの?にて詳しく育毛剤と発毛剤の違いについて触れていますが、育毛剤はあくまでも髪が生えている人が今ある髪を健康的にするための補助的な存在です。


高価な育毛剤をいくつも使ったって、発毛剤には叶いません。


自社商品を売り出すために色々な宣伝文句をつけているものの、日本皮膚科学会で推奨されているAGAの治療薬はフィナステリド(内服)やディタステリド(内服)、ミノキシジル(外用)くらいなもんです。



用途にあった使用を

育毛剤の有効成分を見ていきましたが、効果を見て分かる通り髪を生やす・発毛させる効果を考えるとどれも微妙ですよね。


ボクは発毛剤至上主義ではないので、発毛剤だろうと育毛剤だろうと、誰が何を使おうが問題ないと思っています。


ただ、AGAの治療をするぞ!という方には育毛剤は焼け石に水ですので、正しい知識を持った上で最良の治療方法を選択してもらえればと思います。




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